先日後輩の練習にて、、、
『これってどこまで梳いていいんでしょうか、、?』
お客様にもたくさん言われるワード。
『すいてください。』
この『すいてください』というワードには『軽くしたい』という思いがあるのは恐らく確か。
お客様は『軽くする』=『すかないといけない』と直結している場合が多いですが、
一言で軽くすると言っても
どこをどう軽くすればいいのか。
それを考えないとお客様の期待は超えられないのでは、、。
ケース❶『見た目を軽くしたい』
見た目を軽くする一番効率の良い方法は段(レイヤー)をつけること。
といっても今のスタイル的には中間(ミドル)にレイヤーをつけるのはあまりオーソドックスではなく、表面(トップ)のレイヤーが殆ど。
トップにレイヤーをたすだけで、トップ分の厚みが毛先からなくなるので見た目が一気に軽くなります。
アンダー〜ミドルの厚みはしっかりと残せるので、ベースが崩れにくく、収まる且つ動かしやすいスタイル。
ワンカールだけでも簡単にアレンジできます。
ちなみに、前から見たときに軽くしたい場合は表面よりも顔まわりにレイヤーをつけたほうが早いです。
髪の毛は長いところから短いところに移動するので、
つまり顔まわりにレイヤーをつけると内に入りやすいスタイルに。
ケース❷『さわったときの軽さが欲しい』
『段をいれたくないけど軽くしたい』
『結びやすくしたい。』
この辺のワードはレイヤーなどのベースカットでは解決できず、量感調節で解決したほうが効率的。
さわったときの軽さ=中間から毛先の量感
結びやすく=髪の総量の調節
基本的にはすかないほうが厚みはでて、まとまりやすい。
なので、必要な場所に必要な分のハサミをいれるのが美容師側の効率も良くなり、お客様側の持ちの良さにもつながってきます。
では一体、どこまですけるのか?
やっと本題にたどり着きました、、。笑
このかたちを変えずにすくには一体どこにハサミをいれるのが一番良いのか?
考えるポイントはこの【ヘアスタイル】がどの髪の毛で成り立っているのか。
自分で作ったワンレングス、レイヤー、グラデーションなどのベースをどのくらい理解できているのか。
これさえ分かれば
『ここはすいてはいけない』
『ここは無くても大丈夫』というのが簡単に見えてくるんです。
カット、、、奥深きですね、、。
ーおまけー
「ここをこう切ったから、、。ここはすいても大丈夫ですよね?」
「こ、こゆきちゃん、、、それは一体どこの毛、、、?」
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